天王町にはURのマンションが駅の近くにいっぱいあります。
URはかっては住宅公団と呼ばれて、戦後の日本人の住環境の向上に貢献してきました。
団地・ニュータウンと呼ばれる大規模な開発は民間資本では不可能な規模です。
LDKという概念を作ったのも住宅公団でした。(公団は何度か組織改変で名前が変わってます)
ところが当初は良質な設計の集合住宅を低廉なコストで供給していたものが、バブル以降には
民間より高価な価格になったり、独占的な体質や高コスト体質、巨額な借金が指摘され、ついには
UR都市機構として再編成され新規の建築は行われなくなりました。
しかし、民間の点的な開発とは違って面としての開発は良好な住環境をもった緑と広い敷地をもった
団地を生み出しました。
設備や間取りが古くなった団地であっても、内装・設備・共用部をリニューアルして現代的なニーズ
に応えられるようになった団地は今でも人気があります。
天王町のURマンションは駅が近く、さらに横浜までもすぐなので人気が高いです。
林のような木が立ち並ぶ公園の中のマンションは、新しいマンションにはない魅力があります。
夏の盛りには蝉しぐれ、秋にになると虫の音がこんな駅のそばでうるさいくらいです。
これだけ緑があると、木立を抜ける風が涼しく、夕刻には涼んでいる人もいます。
エレベーターが3階ごとに止まる仕組みなのは良い間取りを生み出しています。
エレベーターが止まらない階は、階段を1階分だけ登るか下るかしなくてはいけませんが、
玄関廻りは2軒分しか人の出入りがないプライベート感覚と階段側の部屋の窓は開けても
廊下がない間取りを生み出しています。
エレベーター階では階段は使わなくて良い分そういう間取りにはならないので、どちらが良いかは
選択ができます。そういった設計的な余裕をしない民間マンションとは違いがあります。
敷地は公園になっているのでジョギングしたり散歩する人も多いです。隣接するテニスコート
は4面もあり、毎日誰かがテニスを楽しんでいます。保育園・幼稚園・会議室棟もあります。
こんな場所が駅のすぐ近くにあるのも天王町の魅力です。
部屋内部はリニューアルが進んでいます。ただ、もう少し設計的にいろいろ考えてタイプを増やしても
いいのではと思いますが。(依頼おまちしてます/笑)
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