2013年7月17日水曜日

スケルトン・リフォームの現場に断熱材が入りました



リフォームで耐震性能を上げることは比較的難しくないです。
しかし、断熱性能を上げるのは非常に難しいです。

断熱というのは、すっぽり包むことが肝要だからです。一部だけ充填しても、やらないよりはまし、ではありますが全体的な性能を上げることはできません。

リフォームで基本的な断熱性能を上げようとするならばスケルトンにするしかありません。
スケルトンにすることで屋根と壁をすっぽり断熱材でくるむことができます。
写真は屋根と壁いっぱいに充填された状態です。

断熱が高い家は、お年を召した方のヒートショック防止のみならず、若い人の健康増進にも役立つことが報告されています。
ストレスは人間には必要なものですが、過度なストレスは健康に悪いものです。特にアレルギー物質に敏感な人等には、家というリラックスするべきところでの温度ストレスの軽減が健康増進に役立つようです。

断熱が良いとエアコンや暖房の使いすぎの防止になりエネルギーの節約になるだけではなく、局所的な温度変化が少ない事が健康につながります。

外気温に影響されにくい家は、窓を開けて風を取り込んだり、冬に陽を取り入れたりといった自然の恵みを使おうという気になる家です。
その為のデザインは大事ですが、決して自然を拒否する家ではありません。

私は断熱材は、現場発泡のウレタンか外断熱を推奨しています。多用してるのは、費用が安くすむ現場発泡ウレタンのほうですが。

なぜなら、この二つには以下のようなメリットが大きいからです。
 ・ 断熱性能を上げるのが簡単
 ・ 躯体内結露が原理上はおこらない
 ・ 施工が単純なのでミスがない

安いグラスウールですましてしまう家もありますが、それとウレタン充填の値段差は次世代断熱性能まで上げても5~60万くらいです。
千万単位での家づくりで今後何十年という健康を考えた場合、そこは重視しておくべき部分だと思います。



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