2013年6月7日金曜日

ホームページビルダーからCMSに

私はウィンドウズ95時代からのPCユーザーです。仕事で独立してからは、ウィンドウズ98でCADを動かして図面を描いていました。

同時にまだネットが今ほど発達していなかった頃から、仕事のホームページを立ちあげていまして私のクライアントの8割くらいはネットからの依頼です。

ホームページは安価な広告ツールですが、何よりこちらの考えている事や仕事のスキル・知識、場合によっては人柄なども詳細に発信できるものだったのです。

当時は今のように猫も杓子もwebを操る時代ではなくて、企業も及び腰、有象無象の怪しい連中もネットにいなかったので、ある意味クライアントは選びやすかったと思います。

クライアントも当時にネットを徘徊する人たちは進歩的で、リスク管理や建築に関してよく勉強している方が多かったので、当時の私のような駆け出しの設計事務所にも気軽に足を運んでくれました。

ですので、私にとってホームページは非常に大切な事務所ツールでした。
昔から、ホームページは個人が深く関わっているものが面白いと思っていて、業者に頼んだものは一見綺麗でも面白くないというのが持論でした。

それで、ホームページはHTMLなどほとんどわからないまま、ホームページ・ビルダーで自分で作っていました。

その後、ブログやSNSなど個人が気軽に発信できるツールができて状況は一変しました。ネットに個人の発信が溢れるようになったのです。

ホームページもブログから派生したCMS(コンテンツ・マネージメント・システム)というシステムで作ることが主流になっています。いまや、ホームページは作成ソフトでコツコツ作る時代ではなくなっています。

さすがに、ここまで発展すると本業ではないものにとっては敷居が高くなってしまいました。
ところが良くしたもので、システムが発展するとこういうシステムを素人でも扱えるフリー・システムとして公開してくれる所も増えました。

その頃には、CGIという個別の便利システムがネットのあちこちに転がっていて、それを私はよく使っていました。写真をアルバム化したり、掲示板を設置したり、フォームメールを設置できるようなシステムです。
内容はよくわからずとも、それを設置する知識はさほど難しくなかったのです。CMSはいわばそれを一つのシステムに統合したようなものです。

そこで、選んだのjoomlaという海外のCMSです。私が選んだ当時で、国産もあったのですがこれがもっとも使いやすいと評判が高かったCMSです。(今でもそうですが)
日本語化して公開しているサイトを見ながらホームページを構築しました。

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