スケルトン・リフォームの現場です、松の丸太梁が出て来ました。
松は杉やヒノキと違って真っ直ぐではないので柱には使いません。
その代わり、強度があるので梁に使います。
たいこ梁は両サイドを落として、ある程度扱いやすくしたものを上曲りに使います。
上曲りのものを使うので垂れません。距離が長い梁では、昔はよく使いました。
ちなみに、30~40年前の家からは鉄骨の梁もよく出てきます。
最近は集成材の梁があるので使いませんが。
(鉄骨梁はこれがなかなかやっかいなのですが/笑)
松の梁でもたいこ梁はよく出てきますが、丸太そのままは珍しいです。
近年では、こうしたたいこ梁やましてや丸太梁はほとんど使われません。
プレカットという機械加工にのらないのと、経験のない大工さんには扱いづらい為です。
材木の流通にも出ていません。
現場監督さんに聞くと、和風の居酒屋や焼き鳥屋さんなどの店舗内装では
時折使われますが、古材屋さんから仕入れるそうです。(結構高いとのこと)
こうした梁が出てくると、やはり梁を現して使うのがいいですね。
多少汚れていても、軽く磨いて濃い目に塗装すると味のある家になります。
リフォームならではの醍醐味です。
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